1950年代に生産された、Roselという名前が付けられた特別モデルです。
ザッセンハウスの特別モデルには桜が使用されますが、これは特に
赤みのある桜材が使用されています。
名前のRoselはこの赤色に由来していると思われます。
左右に二本入った象嵌も赤とのコントラストが素晴らしく際立った美しさです。
挽き調整がホッパー上部のノブを回すことでできるようになっています。
回す方向には「細挽き」と「粗挽き」を表す言葉が英独仏の三ヶ国語で
刻印されています。
状態ですが、全体に使用感があります。
本体には大きな傷はありませんが、打ち傷や年代相応のくすみなどがあります。
道具として長い間使用していれば、必然的に付いてしまう類の傷と思います。
本体の木材も、使用せず保管されていたものと比べると、
色合いが増して深い味わいが出ています。
トレイは、ステンレス製で、このモデルだけに採用されている大変珍しいタイプです。
珍しい部分では、もう一箇所、ハンドルの厚みが他のザッセンハウスのモデルに
比べて厚くなっています。
刃の状態は、磨耗は見られますが、まだまだ使い切った状態ではありません。
桜材に象嵌、特殊なロゴ、ステンレス・トレイ、厚いハンドルなど、
どのザッセンハウスのモデルにも見られない意匠の数々が
大変珍しい逸品です。
税込み価格 33,000円